BONHOMME “VINTAGE ESCAPE SCARF” 1950s/DEADSTOCK
第二次世界大戦中にイギリス軍はMI9と呼ばれる組織を編制し、名誉空軍パイロットであるクリストファー・クレイトン・ハットンのリーダーシップの下、捕虜として拘束された際の様々な脱出手段が考案されました。
その中の一つがこの地図が印刷されたエスケープスカーフ。
初期はシルクに印刷されており、キャンプの面積を捕虜に知らせるだけでなく、簡単にタバコやベルトに隠すことができ、開く際も紙の地図の様に音はなく敵に気づかれにくいという利点がありました。
今回、入荷しているスカーフは経費削減のためにレーヨン素材に変更されたもので、印刷されている地図は第二次世界大戦中のものではなく1950年代の地図になります。
こちらの地図も初期の物同様に1942年からの歴史が有り、冷戦時代にイギリスとの同盟国で使用されたものです。
歴史の背景を切り取り、身にまとう事が出来るのもファッションの楽しみでもあります。
個人的にも今まで手に取ってこなかった巻き物というアイテムですが、最近はハマりつつあるアイテムの一つです。
店頭にて歴史の一部を手に取ってご覧になって下さい。